グリーンな食事を

顧客のニーズはゆっくりと、しかく確実に変わり続けています。市場のセグメント化は十分に進んでいるのです。数年前に流行していたものが、また違う視点で見られてしまいます。人生のあり方というものは、間違いなく、人々のライフスタイルや市場を形づくるものです。つまり、ライフスタイルを考える際に使用される分類わけの活用がいかに重要なのかを示唆します。

その区分けを特定のカテゴリやクラスに割り当てました。特に、確固たる方法で。これは、大きな注目を得ずに過ぎ去っていきました。しかし、今では、揺るぎない事実なのです。

「“グリーンな食事”が意味するのは、加工の手が加えられていない、栄養豊富な、からだにも環境にも優しい食事を選び取ることです。グリーンな食事をする際に重要な2つの要素があります。一つ目は、どのように食べ物がつくられているのか、二つ目は、それがどこからやってくるのか」

グリーンな食事、それとも、ヴィーガン、ベジタリアン?

クリーンな食事、グリーンな食事という概念は、もはや、ただの一過性のブームではありません。「50歳を超えてから」というテーマで語られるトピックでもありません。多くの若者世代 が、グリーンフードと共に生きており、ベジタリアンになるメリットを体で感じているのです。

このような生活様式は多くのよい変化を運んでくれます。病気にかかる可能性が下がるのです。健康分野の専門家は、肉の摂取をやめることからくる健康への善循環を既に発見しました。例えば、ヴィーガンの専門家であるSusiantoは、野菜中心の食事が子供の免疫を高め、しかも知能の発達にまで効果を発揮するとしています。

グリーンなレストランとは

ベジタリアンが増える状況を背景に、野菜志向の食事を提供するレストランも、なにもモールだけに限らず、あらゆる流行の中心地で増加しています。

顧客理解をする上で、最寄りの菜食主義レストランを精査するのは、もはやよくあるパターンです。この顧客層を狙い、メニューの進化を行ったり、レストランのオープン時にそれに意識を向けた戦略を立てるのは、とても効果的です。

伸び続ける数字の確固たる裏付け

アジア太平洋地域International Vegetarian Union の調査によると、インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポールにはそれぞれ2百万人のベジタリアンがいるとのことです。

もはや、これは宗教の話ではありません。インドネシアの人口の約85%はイスラム教徒ですが、その数字の人々が健康的な食事を享受しているということです。

事実が全てを物語ります。ここ10年で特にその増加傾向は顕著になっています。インドネシアでの凄まじい増加には目を見張るものがあり、およそ10%が首都に集中しています。

大まかに、ASEANには2000ほどのベジタリアンレストランがあると言われています。それの多くは、シンガポールにあります。台湾にはアジア最高峰である、4000ものベジタリアンレストランがあると言われています。国民の13%が菜食主義者であり、アジアの野菜天国と表現されるほどです。

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グラフ:食事の変化に起因する健康的および環境的メリットが経済的に持ちうる価値──2050年のシナリオとの比較。予想される三つのシナリオは以下の通りです。一つ目は「 global guidelines on healthy eating and energy intake (HGD)」に、二つ目は、「 vegetarian and vegan dietary patterns (VGT and VGN)に基づいています。 (左)SCCの予想される値から算出された経済的メリットと、Colの予想される値から算出された健康的メリット(直接的ヘルスケア費用と合計費用を含み、その中には、未払いの非公式健康保障費用に関連する非直接的ヘルスケア費用と、就業時間の喪失から発生する生産性の欠損も含まれる)。 (右)VSLとVSLYに基づく死亡率低下への投機に関連する健康的メリット。環境精査の不確実な間隔は、2050年の複数の異なるSCCの値(CO2 1トンにつき71米国ドル)に起因し、健康精査の不確実な間隔は、疾患費用の高値と低値とVSL(±50%)に依拠します。

参照: Study by Marco Springmanna, H. Charles J. Godfraya, Mike Raynera and Peter Scarborougha www.pnas.org (PDFファイル)

オックスフォード大学のマルコ・スプリングマン (“Future of Food”プロジェクトに関わるポストドクター研究員)とその研究チームにより発表された研究を参照のこと。

地域的なものに限らず、世界的食事のシステムや食事のあり方の変化について触れた研究です。気候変動の予防と健康のメリットについては スプリングマンにより参照されています。食事の変化によりもたらされる健康と気候のメリット精査および分析。

Trip Advisorにおけるレビューの急増

Keshia HannamがForbesに記したように、Trip Advisorの何百というベジタリアンレストランについてのレビューを分析すると、アジアの各都市で菜食主義のレストランが増加傾向にあることがよくわかります。特に、台北、デリー、ソウル、ホーチミン、チェンマイは、世界トップ10に入る、ベジタリアンの街であるという研究結果が出ました。

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Source: www.travelsupermarket.com

10本の指に入る、他の街は、ロンドン、プラハ、ベルリン、ニューヨーク、そしてポートランドです。ランキングは、最も高い評価平均、4つ星と5つ星の数、そして都市ごとのベジタリアンレストランの数に基づいています。対象としては250都市が選定されました。

バンコクのベジタリアンレストラン

菜食主義者はタイの中心部において急激に増加しています。完全に肉のないレストランは未だに、少ないですが、どんどんと人気を高めている状況です。ちなみにBanglamphuには、もっとも高いレベルで、ベジタリアンレストランが集中しています。

10年前、バンコクでベジタリアンレストランを探すのは、至難の技でした。野菜サラダを探すだけでも、苦労を強いられたのです。だからこそ、ベジタリアンレストランのオープンは、市場の開拓という意味でも、有力な選択肢となりました。

若い世代は、野菜が豊富に含まれた食事を好む傾向にあります。理由はシンプルで、自分の体の健康を気遣っているから。無駄な加工がされておらず、化学物質がほとんど入っていない、簡素な料理が好まれます。クリーンで、野菜に焦点を当てたレストランをお探しの場合は“こちらリストをご確認ください。(coming soon)単なる流行りを超えて、日常の一部に溶け込み初めています。